「ヒルドイドを使ったら、顔が赤くなってしまいました。
これ副作用ですかね」という相談をよくされます。
赤くなるのはヒルドイドの主成分「ヘパリン」の特徴です。
難しい説明をしますね。
ヘパリンって実は「消化酵素」なんです。
消化酵素は、脂を分解するだけではなく。
血液の溶解にも使われます。
ヘパリンはお肉の血合いの部分を消化するのに必要な酵素。
血を分解するそれが「ヘパリン」です。
なので、「血液サラサラにする。」そんなイメージです。
心臓の手術の時や人工透析など、血液サラサラにする場面で使われているんですよ。
そんな「ヘパリン」を皮膚に塗るとどうなるか。
皮膚表面の毛細血管の血液をサラサラにします。
サラサラになるので皮膚表面の血流が良くなります。
そうだいたいわかりますね。
皮膚が薄いところが「赤く見える」
お風呂から出た時、体が赤いですよね。
あれと同じです。
血流がよくなることで皮膚の新陳代謝を活発にする。
これがヘパリンを含んだ「ヒルドイド」の効能です。
最強の保湿剤とネットなどで書かれていますが。
違います。「血流を良くするお薬」です。
赤くなるだけじゃなく「かゆみ」が出た場合。
これは、蕁麻疹を起こしています。
「かゆみ」が出たらすぐに使用を中止して相談してください。
塗り方を間違えたんじゃないかと、いろいろ工夫される方がいます。
塗り方ではなく、合ってない可能性が高い。
赤くなって引かない場合。
これも合っていない可能性があるので相談してください。
ヒルドイドは最強の保湿剤ではなく。
血流を良くするお薬だって知っておいてください。
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