産後ダイエットについて

産後ダイエットについて、ざっくり言うと。

・出産後ダイエットは通常のダイエットとは違う

・食事制限よりも代謝を取り戻す

・開始時期はワクチンが終わった時

「出産後、急に体重が増えた」

これ、食べすぎではないです。

妊娠中と出産後に大きく変わることがあります。

女性ホルモンバランス

この女性ホルモンバランスがガラッと変わります。

あとで詳しく解説します。

そして、出産後には「授乳」や「育児」を行うため。

とてもカロリーを消費します。

単純計算ですが、「一日2400kcal」も消費しています。

じゃあ、どうして産後の肥立ちは起こるのでしょうか？

まずは、先ほどちらっと説明したホルモンバランス。

妊娠中は、「エストロゲン」「プロゲステロン」という女性ホルモンが増えます。

これは子どもの成長にしたがってゆっくり増えていきます。

ただ、子どもを出産後に胎盤を排出します。

そこでピタッと止まる。

そして、母乳を出すための「プロラクチン」というホルモンが増えます。

子どもを出産した途端に、女性ホルモンが減って母乳ホルモンが出ます。

このホルモンバランスの急激な変化が体に起こります。

そして、もう一つ。

妊娠前と比較して妊娠中、出産後では室内にいることが多くなります。

お腹が大きくなって、外を出歩くのは大変ですし。

出産後には赤ちゃんに付きっきり。

どうしても「下半身の筋肉運動」が低下してしまいます。

これによって、全身の代謝が低下。

ホルモンバランスの変化と代謝の低下によって起こる。

これが、産後の肥立ちです。

産後の肥立ちの原因、それは「むくみ」です。

産後のダイエットは、ホルモンバランスと下半身の運動の低下による。

「むくみ」が原因です。

そのため、普通のダイエットと同じように考えない方がいいです。

焦って、急激に食事制限をしたりすると。

先ほどの説明したように授乳と育児に必要なエネルギーが確保できなくなります。

ホルモンバランスの変化でもう一つ起こるのが「抜け毛」です。

しばらくすると収まりますが。

この時に、無理な食事制限をしてしまうと。

回復が遅くなってしまいます。

食事制限をしなくていいとまでは言いませんが。

育児や回復に支障が出てしまうことが考えられます。

そのため、みやこ内科クリニックでは。

体のむくみを改善する漢方薬を処方しています。

代謝のアップを目指す漢方薬が効果を発揮します。

漢方薬は、体のバランスを整えることが得意。

産後の体を整える効果が期待できるので相性がいいです。

漢方薬は、体型やどこにむくみがあるのかで変わってきます。

下半身がむくんでいたら、下半身を温める漢方薬を。

上半身がむくんでいるなら、上半身の血流をよくする漢方薬。

どれなのかは、人によります。

漢方薬は合う薬を飲まないと効果がない。

みやこ内科クリニックはその人の状態にあわせて処方します。

産後ダイエットの時期は、落ち着いた頃です。

おすすめしているのは、出産後6ヶ月。

理由は、子どものワクチンスケジュールが終わって落ち着いた頃。

ちょうど子育てにも慣れて、自分のケアを始めるにはいいタイミングだと思います。

産後ダイエットは、大切です。

体がどうっていうよりも、気持ちの面でとても大事。

外に出るの嫌になった。

写真撮られるの嫌になった。

自信がなくなってしまったんですよね。

自信を持って子育てをするためにも産後ダイエットはおすすめします。

※ここに書いてある内容への電話等でのお問い合わせは受け付けていません。

受診して相談をしてください。

笑いながら子育てできるように

みやこ内科クリニック

・むくみ改善　大柴胡湯（だいさいことう）

・冷えから解放　桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）

・ユンケルの素　補中益気湯（ほちゅうえっきとう）